クレイジーの称号 ⑧ 彼女が取り乱した理由 | 【あの すいすい が更新した!】乃木坂46メンバーの高山一実が見た時点で終了した、99.9%実話に基づいたブログでR。

【あの すいすい が更新した!】乃木坂46メンバーの高山一実が見た時点で終了した、99.9%実話に基づいたブログでR。

乃木坂46メンバーが実際に見に来てくれるのか?その実験的なブログです。それを餅ベーションに書いてます。ですので、実際にメンバーが見てくれたと分かった時点で終了するブログです。
一般向けではありませんので、民間人は見ないで下さい。時間の無駄で、面白くないです。


準備が完全に整い、僕の気持ちやタイミングなどお構いなしに、「では こちらへ」と椅子から下ろされ、処刑台へ連れて行かれた。

僕にはもう、一刻の猶予も無かった。


足かせで両足をガッチリ固定されてたので、チョコチョコと少しずつしか歩けなかった。

何度言ったか分からないが、本当にそれは、自ら志願する処刑でしかなかった。


いよいよ踏切板に立ち、ここでようやく地面が見え、本当にヤバいと後悔した。









ここでもまた記念撮影

{8057E732-FC29-4356-BF4E-3B97309E2B92:01}

横ではカメラマンが構えており、そちらに向かってポーズ。




上にはビデオカメラがあるので「そっち見てぇ」と言われてるとこ。
{55CE4FB9-0F8D-443E-98A4-EE32BC4D798E:01}



まだこの時は、スタッフに声を掛けられたり、体を支えて貰ってるので、幾分気持ちはリラックスしている。

正面を見てしまうと、恐ろしい現実に引き戻されるので、そのわずかな時間でさえ愛おしくなり、必死に楽しむ。




    問題は このあと。



一通り終わったら、「 OK? 」と、一人だけ前に突き出される。

     この瞬間!


当たり前の話だけど、飛ぶのは自分だけなのだと、絶望感に襲われる。








僕は、乃木どこのマカオの回を見るたんびに、「すげ~」とか言って、割とゲラゲラ笑いながら観ていた。

笑っていた自分には、当然西野七瀬の気持ちなど、理解出来ていなかったし、彼女があの時泣いた理由は、ただ単に怖いからだけだと思っていた。




改めてビデオを見返してみると、彼女は踏切板でずっと泣いていたが、その後 明らかに取り乱したシーンが映し出されていた。





それは、恐怖や絶望感ではなく、















    孤  独




僕もそうだった。


さっきまで楽しい雰囲気で、スタッフ達とわいわいやっていたのに、突然 自分独りにされてしまった孤独感


{189F2FBF-4676-4C99-8438-9D06E746C501:01}


現に彼女は、「飛びたい気持ちはある」とポジティブな発言もしている。




   泣いたのは、怖いから。


大泣きしたのは、独りぼっちにされたから。




僕はこの回を再生して、初めて涙が溢れた。




なぜそこまで言い切れるのか?と質問されたら、「同じ場所に居たから」としか答えようがない。


西野七瀬は、そんな気持ちでこの場所に立っていたのかと知ったのは、日本に帰って来たあとだった。






本番では、そんな事を考える余裕など一切無かった。

自分の事で、精一杯。







無慈悲で残酷なカウントダウンが、始まろうとしていた。










                                    つづく