いつかきっとむくわれる。 | おっとっと。

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とっとのブログです。
18歳の若造が、精一杯背伸びして書いています。乃木坂46の齋藤飛鳥推しです。

高校ではグリークラブという部活に所属しています。
一般的な言い方をすると、合唱部です。
昨日はその部活でソロオーディションがありました。

次の本番は6月15日のとある合唱のイベントなんですが、
そこで披露する曲にいくつかソロパートがあって、
それを歌う人を決める日でした。
だいたいの場合は、
ソロをやりたい人が立候補→順番に学生指揮者の前で歌う→それを聞いて学生指揮者がソリストを決める
という流れです。

僕もソロをやりたい曲があって、
立候補しました。
この曲は前に3月にあった本番でも披露していて、
その時は一番の親友のMがソロを勝ち取っていました。
僕も前回は立候補していましたが、
彼にほぼ完敗といった感じでした。
Mは2年生の時からソロの経験が豊富で、ソロとして歌う時の歌い方を知っています。英語の発音も歌い回しもとても綺麗です。
もちろん彼に勝たなければ僕はこの曲のソロを歌えないわけですが、
僕の長所は、最も盛り上がる部分にかけて、思いきり息を流して上げていく力と、先生にも一番と誉めていただいた、響きです。
声量や響きはソロにとって不可欠な要素で、
細かい表現では彼に敵わずとも、その点では彼に並ぶもしくは彼以上のところまできたと、そう思っていました。

そして昨日、
僕もMもほぼ自分の実力を出すことができ、
二人とも笑って顔を合わせながら、
後は学指揮のNの判断に任せるのみ。
今回のソロは自分か彼のどちらかだ。
そう思っていましたが、
結果、ソロを勝ち取ったのは、2年生のK君でした。
正直納得がいきませんでした。
K君が下手だとかそういうわけではないんです。
間違いなく彼は次の代のベースを支えるであろう人ですし、
僕より優れているところもあります。
しかし、総合的に見れば、僕のほうが上で、少なくともMには敵わないだろうと、考えていました。

選考理由は「今の数回でも上手くなっていたし、本番までにもっと上手になっていけるような、伸び代を感じたから」でした。
これに関しても納得がいきませんでした。
僕も本番までにもっと細かい表現や歌い回しを詰めていくつもりはありましたし、
声量や響きは、そう短期間で伸びるものではありません。
何より、僕やMが何回歌っても安定して同じような歌を歌えるように、練習してきたのは、なんだったのか。
今この場で少し上手くなったのが、
頑張ったように見えた。
そういうことなんじゃないかと。

もちろん僕はK君のことを笑顔で祝福しましたし、
今回のソロを通して、より上手くなってもらえればと思います。
本番で彼がいい演奏ができるように、
しっかりサポートしていくつもりです。
ですが、学指揮のNの判断には疑問が残ります。

この曲は来年1月末の最後のコンサートでも歌うので、
その時こそは、ソロを勝ち取りたいと思います。


昨日の夜あしゅから、ちょっと気になるメールが来ました。

「マイナスから始まったら、ちょっとのプラスでも大きく見える」

一高校の部活と乃木坂のみなさんを一緒にするのは、おこがましいことですが、
昨日の僕の気持ちと、少し似たものを感じました。

元からできる人、特に問題のなかった人は、
伸びてもあまり気づかれることはありません。
反対に、出来なかったような人が少しできるようになると、周りはそれに気付き、とても頑張ったように見えます。
たとえ前者のほうが優れていても、
人は後者により好印象を抱くことがある。
確かにこれは、世の中でよく起こってしまうことだと思います。

特に秋元さんプロデュースのグループでは、これを利用した動きを色濃く感じることがあります。
具体的な名前は控えますが。

僕は中学時代野球部だったころ、
ほんっっとに下手くそで、何もできませんでした。
そんな僕が少し上達すると、チームメイトやコーチは、とても喜んでくれました。
でもレギュラーを張るような選手は、
一つのミスでまさにボロカスに言われることはあっても、
誉められることはほとんどありませんでした。
「なんでアイツはあんなことが出来たぐらいで誉められるんだ。」
そう思っていた人も、きっといたと思います。

自戒しなければならないことも多々あります。
入ってきた頃は人の話が聞けず、挨拶の一つもできなかった後輩が、指示を聞いて楽譜に書き込むまでになっていると、とても可愛く思えてきます。
ついついなにかと言ってしまうものです。
その影でずっと頑張っている他の後輩のことも、同じようにみないと。


僕はプリンシパル公演を現場で見てませんし、あくまで想像に過ぎませんが、
同じようなことが起こってしまっているんだと思います。

これから見に行かれる方にお願いです。
これまでのことや境遇といったものは一切考えに入れずに、
「今あなたが見たもので誰が一番良かったのか」
それだけを考えて投票してください。
そうやって選んでくれる方の存在が、何よりの励みになるはずです。

まだまだ始まったばかり、
がんばしゅりん!!