本日7月12日六本木ブルーシアターに乃木坂46アンダーライブ昼公演に行ってきました。
アンダーライブは、全国握手会で試験的に始まり、今はすっかり公演として定着してきました。
キャパ1000弱のブルーシアターのチケット、今回の最終公演となる7月下旬の渋谷aiia シアター公演は入手困難なプレミアムチケットになっています。これは、乃木坂46全体の最近の人気をそのまま写していることなのだと思います。

まず、なぜアンダーライブは行われるようになったのか?
乃木坂にはチームが存在せず、あるのは、毎回のシングルで決まる、選抜16、7名とその他のアンダーメンバー、そして研究生です。
今回の9枚目のシングルで8作連続オリコン1位を獲得した乃木坂の原動力はもちろん、1期生を中心にした選抜であり、7福~10福神(笑)で構成される、いわゆる強メンと呼ばれる人たちの人気です。
しかし、最近現場で起きていることは少し違います。
昨年のガールズルール以降に爆発的に増加した、新規ファンの存在です。
新規ファンは強メン、アンダーメン、研究生をまんべんなく応援しており、その底上げ的人気こそが現在の乃木坂躍進のパワーになっているのだと思います。
2期生もここに来てようやく活動の機会も増えて、ファンも確実に増えてきたのではないかとおもいます。バレッタでいきなりセンターに抜擢された、堀未央奈の果たした役割はここに来て報われて効果が確実にでてきました。

乃木坂には専用劇場もなく、メインとなる活動は今までは選抜中心になっており、アンダー、2期生は握手会アイドルと揶揄されるようなこともありました。
そこで企画されたのが、このアンダーライブです。

乃木坂のCDを買ったことのある方ならばご存知のとおり、実は乃木坂のカップリング曲、アンダー曲、ユニット曲には本当に素晴らしい曲が多いのです。これは、老舗レコード会社であり、かつてのアイドル帝国ソニーミュージックの底力を見せつけています。言うまでもなく、秋元Pの歌詞は非常に幅広いテーマを持っており、特に乃木坂の楽曲では、メッセージ性の高い歌詞を意図的に提供しているのではないかと思います。そこにある意図は、秋元Pが48グループとは一線を画する乃木坂への思いを感じるのです。

そして、企画されたアンダーライブは、その隠れた名曲を中心に聴ける貴重なライブであり、ファンにとっては非常に楽しみなライブとして定着していることを、今回参戦して確信しました。

もちろん、ステージ機会の少ないアンダー、研究生のパフォーマンスはまだまだ伸びしろがあるものです。MCも選抜同様にグタグタ感は拭えないものでした。
しかし、そもそもAKB48グループから始まった新しいアイドルコンセプト、完成品を見せること以上に大切なことは、成長のプロセスを見せること。そして、ヲタクと呼ばれる濃いファンと共にアイドルが成長していく生き様を見せていくことです。
乃木坂にもようやくこのアンダーライブで、そんな土俵に乗ってこれたのかなと感じました。

そして、このアンダーライブで見せているメンバーの可能性は非常に大きなものだなと感じました。それは、ライブ中のメンバーの見せる大量の汗をみればわかります。
アンダーライブに、口パクはありませんでした。
ガチ歌とダンスで見せるまだまだ完成していないパフォーマンス。
しかし、確実に成長している、いや、成長しようと必死にもがいている姿をみることができたことが、何より嬉しいアンダーライブの感想です。
そして、握手会でもなかなか見られないような、メンバーのキラキラした嬉しそうな笑顔は本当に輝いていました。

ひとつ足りないものは、自己紹介コーナーかなと、思いました。やっぱり一人一回はMC させてアピールタイムが必要かなと思います。

できれば近い将来、アンダー曲を中心としたアルバムが制作され、そのアルバムを引っさげてライブツアーを全国でできる日が来ることを楽しみにしています。

乃木坂のアンダーライブは凄いんです!
胸を張って言えるように、これからも、日々目標意識をもってレッスンに臨んでもらいたいと思います。

推しがいないライブでも必ず応援に行きたいと思います。


7月12日(土)
【影アナ:中田・矢田】
*セットリスト*
M00 Overture
M01 初恋の人は今でも
M02 生まれたままで
M03 左胸の勇気
M04 ハウス!

♪MC01♪

M05 指望遠鏡
M06 春のメロディー
M07 狼に口笛を

♪MC02♪

M08 他の星から(川後、飛鳥、ちはる、永島、能條、新内)
M09 孤独兄弟 (川村、中田)
M10 でこぴん (寧々、万理華、ちはる、北野、新内)
M11 海流の島よ(川後、飛鳥、中元、畠中、樋口、和田)
M12 ここにいる理由

♪MC03♪
コント:タクシー

M13 人はなぜ走るのか?
M14 涙がまだ悲しみだった頃
M15 扇風機
M16 会いたかったかもしれない

♪MC04♪

M17 シングルメドレー(4th→3rd→1st→5th→7th→8th→2nd→6th)
M18 ロマンスのスタート


E01 夏のFree&Easy
E02 13日の金曜日
E03 乃木坂の詩