楽天モバイルがMNOの無料サポータープログラムを始めたのが10/11から

私が当選してSIMを手に入れて使い始めたのが10/19

約1週間、早い人だと10日はテストしている状態だが、今色々と問題が浮上してきている

 

主な問題は

1.開通出来ない

2.電波状態が悪い

3.楽天側のサポート体制が不十分

4.1人1回線のテストのハズが5回線まで申込めた

というもの

 

実際に私も3回線申込んで開通出来た1人

※上から2つの末尾9は同一回線番号

 

このミスについては楽天側も認めており、すでに発送した分のSIMの回収などはしないという発表もあった

楽天モバイルの開通エラー問題、「圏外が理由」と認める

 

1~3の問題点に関して色々な意見や記事を見た個人的見解としては

楽天側の見通しの甘さと告知不足

これに尽きるような気がする

当初MNOスタートを10月と報告していた楽天モバイルだが、実際スタートしたのは東名阪の3地域、5000人を対象にした「無料サポータープログラム」だった

しかもこの無料サポータープログラムの募集を募るHPを見ても

・電波の繋がりが悪い可能性がある

・思いもしないトラブルの発生の可能性がある(今回の場合は開通出来ないがまさにそれ)

等の注意事項は申込完了まで一切無かったように記憶している

(このような事態になるとは思わず、当選通知のメールは削除してしまったので、確証はないが)

私は新しい物に契約する時、まぁまぁ規約等を読む方なので、その私の記憶にないという事は恐らく他の方も有っても見落としてる可能性が高いと思う

もし最初から今回の無料サポータープログラムが、5,000人で電波等の不具合を洗い出すためのテストです、と大きく明示されていれば、ここまで混乱はしていなかったように感じる

 

最初の募集が「無料で」「100GBまで使えて」「楽天ポイントも貰える」という事を大々的に打ち出してしまったが故に、現在の大手3社と同じ感覚で使えるお得な回線というイメージが先行してしまい、いざ蓋を開けると問題のオンパレードで中にはメイン回線を楽天にしてしまった方々までいて目も当てられない状態になってしまった

また、楽天MNO用の機種を別途準備しなければならない点も、不満に拍車をかけている事だろう

テストだともっと大きな声で言っていれば、募集する側も身構えられただろうに・・・

当初楽天側のサポート体制が不十分な訳も、サポータだしある程度自分たちで解決出来る人達が募集しているだろう、という甘い考えが有ったのかもしれないな、と感じざるおえない

 

思い起こせばソフトバンクがMNOに参加した時もこんな状態だった記憶がある

ソフトバンクはテストプログラム無しでのスタートだったと思うが、当時は電波が無い、使えないと(流石に開通出来ないは無かったがw)叩かれまくり、苦肉の策で無償Wi-Fiルーターを配りまくって電波網を改善しようと躍起になっていた

今は不動のdocomoだってauだって(当時はKDDI)何年もかけて現在の電波網を築いた事を考えれば、去年許可されて今年スタートの楽天は電波に関しては頑張っている方だと思う

ただ、来年には5Gだなんだと言われ、MVNOなどでもそこそこのスピードで日本の9割の地域で不自由なく電波を拾えるのが当たり前の昨今、今の状態では誰も見向きもしないのも確か

 

サポータープログラムは2020年3月まで続くが、3月でサポーターの方々が「これなら乗り換えられるわ」と思う結果を提示出来なければ4月の本格導入で手痛い失敗をするのは確実だと思う

※楽天モバイルのタレック・アミン最高技術責任者(CTO)は9月の記者会見で、「来年4月には通話が切れることはなくなる」という発言をした、という記事を見たが、4月では遅く3月の時点でやれてないと悪印象は覆らないと思う

 

私個人としては、楽天モバイルに期待している部分も大きいので、このサポータープログラムは3月まで続けるつもりだが、果たして5000人の内何割が粘り強くテストを続けてくれるものだろうか?

そして、追加募集をかけたとしてこれだけ印象の悪くなったサービスに果たしてどれだけの方が応募してくるだろう

(逆に猛者ばかりになるかもしれないが)

このMNOでの印象の悪さはそのまま楽天ブランドへ跳ね返ってもいるだろうから、これから前途多難だと思う

 

楽天が野球チームを買収した後の逆境を跳ね返したような好手を打ってくれることを期待している